社内の掲示板に「議論の進め方」を投稿したついでに、Blogのネタにもしてしまおうという怠惰な私でありますよ。
1. ディスカッションのゴールを明確にする
- 何をテーマにディスカッションするのか?
- 何を決めればいいのか?
2. ディスカッションの進め方を明確にする
- どういう手順を踏んで、ゴールまで辿り着くのかを明確にする
- それぞれの手順でどの程度の時間を費やすのかも、ある程度決めておくと良い
- 意思決定の方法を決めておく
- ディスカッションなんで意見が対立して堂々巡りになることは、良くある
- それを回避するためにも、意思決定の方法を決めておくと良い
- 意思決定方法の良し悪しはあるけど、決まってないのが一番マズイ
- 多数決・偉い人に決めてもらう等、何らかの意思決定方法を決めておくこと
- 議論の最初で合意をとっても良い
3. ディスカッションが始まる前に、上記1と2を全員で共有しておく
(↑の見出しで言いたいことが全部言えた・・・)
4. ディスカッション中の司会の心得
- 司会者は聞き役に徹する
- 自分の意見を言うことよりも、一歩引いて議論全体がどう推移しているかを把握しておく
- 発言者の意見を理解できなかった場合、自分が理解できるように聞きなおすこと
- マインドマップやホワイトボードに書き込んで「これでいいよね?」と確認すると、尚良い
- 議論内容を見えるようにするのは基本。せっかく出てきた意見を、議論の場に留めなければ!
- 皆の発言を促す
- 全員が積極的に発言すればいいが、そんなケースはあまり無いので、発言していない人を指名して意見を聞く
- ある程度、全員から均等に意見を聞くようにする
- 否定しない
- 司会者は発言者の意見を否定しないこと
- 誰が見ても変な意見であれば、他の発言者によって否定されるはず
- 否定されなくても、結論を導く過程でフィルタリングされるように、決定方法を決めておけばよい
- 時間について
- 時間が来たら議論を打ち切る勇気と割り切りも必要
- ただ、議論が盛り上がりをみせているような雰囲気を感じたら、続けても良い
番外編. 多人数でのディスカッション
30人くらいで議論しちゃおうって場合の話。こんな風にやってみました。
- 6名程度のグループに分ける
- そのまま議論しても場の空気が固すぎて無理なので、多分、これは必須じゃないかと。
- グループ内で議論する
- グループでの議論を他のグループと共有する
- 議論の途中で共有する時間を設ける
- 30分の議論だったら、15分ずつの2回に分けて、間で途中結果を発表してもらう
- 議論の途中で共有する時間を設ける
- 全体での結論を出したい場合
- グループから代表者を選抜
- 代表者にグループ内の結論を発表してもらう
- 代表者同士で議論
- 議論結果を踏まえて、各代表者に自分なりの結論を出してもらう
- 代表者の意見に対して、あらかじめ決めておいた意思決定方法を適用する
- 全員で多数決してみるとか、偉い人が「これにする。理由は○○○○だから。」と決めるとか
- 代表者によるプロセスを省いて、いきなり意思決定に入るのもありかも?