これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

先週の読書履歴

2冊。

短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント

短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント


行動分析学をマネジメントに応用した本。良い。
人の一連の行動は「先行条件」「行動」「結果」が常にワンセットになる。通常のマネジメントは「先行条件」に力をいれがち。先行条件とは、例えば数値目標だとかそういうの。それだけでは人は動かない、と。本書に書かれているマネジメントは「結果」を最重視する。その行動によって何が起きたか?もし、その結果がその人にとって望ましいものなら、その人はその行動を繰り返すのである。
人が行動を繰り返すとき、そこには主に2つの要因があるらしい。

  • その行動によって望ましいものが得られる
  • その行動によって嫌なものが回避される

このどちらかが行動の結果にあると、その行動は増加する。逆に、

  • その行動によって嫌なことが起きる
  • その行動によって望ましいものが得られなくなる

といった結果が行動についてくると、その行動は減少する。更に、結果が得られるタイミングも重要で、行動してから結果が得られるまでの時間が短ければ短いほど、その効果は高い。また、同様に結果の確実性も重要で、それが確実に得られる結果であれば効果が高くなる。
たばこを例にとって説明すれば、

  1. たばこを吸うとリラックスできる → 「すぐ」にリラックスという「望ましい結果」が「確実」に得られる
  2. たばこを吸うと肺ガンになりやすい → 「ずっと先」に、肺ガンという「嫌なこと」が起こる「かもしれない」

となる。この場合、結果がでるまでのタイミングやその確実性から、1の効果の方が高いのである。だから、肺ガンの危険性を知りつつも、たばこを吸い続けるのである。
と、まぁ、こういった感じの理論的背景でもって組織をマネジメントする、という内容である。
本書が訴えているのは「できない人間は、やり方が分からないか、分かっていても継続できないだけ」ということである。これに対して、

  • 出来る人の仕事のプロセスのうち、重点ポイントをチェックリスト化し、やり方を教える
  • 継続できるように行動分析学の観点から、「行動を強化」する

といったアプローチを示している。ポイントは

  1. ピンポイント
    • 結果に直接結びついている行動を見つけ、そこを増やす/減らすことを目指す
  2. メジャーメント
    • 結果を測定するのではなく、結果に結びついている行動を測定する
  3. フィードバック
    • 測定した結果をメンバーにフィードバックする
    • 何をすればいいかを知ることができる
  4. リインフォース
    • 行動に対して望ましい結果を与えることで、動機付けをする
  5. 評価

の5つらしい。
で、これ以上の詳細は面倒なので、本を読んでくださいw


「A4一枚」仕事術

「A4一枚」仕事術


これは分かりやすい本。なんだろう。こう、何かを考えたり纏めたりするときに、それに適した書式があると作業がスムーズかつ効果的に進むわけです。この本には、その書式がいっぱい載っているのです。しかも、それらはA4というサイズに全て収まる、と。
何か作業をする前に本書を開いてみると、参考にできる書式が見つかるんじゃなかろうか。
そんな本。