これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

業務をデザインするときは、そこに作用するインセンティブも考慮しないといけないのか

こういう風に業務を進めましょう、と決めるときって、その担当者に自然と働きかけるインセンティブみたいなものがあって、それを考慮にいれないとダメなんだな〜、と思った。


例えば、非常にしょうもない例なんだけど、

  • ある業務において2つのITシステムA、Bを使用する
  • このA、Bは上手く連携しておらず、業務上の担当者が二重に登録しなければならない項目がある
  • その業務上の担当者にとっては、上記2つのうち片方(Bとする)は、データを入力して以降は使用しない

ってな状況の場合、両方のシステムにいちいち正確にデータを入力するのが面倒になるわけで。しかも、それ以降、自分で使わないシステムBについては、何で入力する必要があるのか分からない。
そうすると、何か変更があった時に、Aには正しく反映させるけど、Bはおざなりになって放置されてしまう。
ところが、その後続の業務において、別の担当者がAとBに入力されている値をチェックする、などという作業があったりすると、そこで不整合が起きる。
後続の担当者にとっては、どっちが正しい値か分からないので、その都度、入力者に対して確認する作業が発生する。


この場合、考えなければならない点として、

  • ITシステムA、Bの連携ができてねー

ということがそもそもあるのだけど、もう一つ、

  • システムBに入力する際、「どんな行動が誘発されやすいか」という心理的な側面

という点についても無視できないんだな〜、と。


で、ふと、業務のデザイン如何が、そこに携わる人の「どんな行動を誘発しやすいのか?」に影響を与えるということなんだと思った次第。
それを意識しないと、狙った通りに業務が回らなかったりするんだろうな。