これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

扁桃核は騙される


この記事が面白かった。行動分析学を脳の仕組みから説明しているようにも思う。一方で、デブサミのイベントでJoel Spolskyから聞いたMisattribute(誤帰属)を思い出した。
扁桃核の認識は騙されるのではないだろうか?


以下、私の経験談。
ロード オブ ザ リングという映画がある。あれの第2章?に対する私の印象は、すっげー暗くて憂鬱になる映画、です。でも、DVDを購入して改めて観てみると、そんな憂鬱な感じはしない。
これは何故か。
ちょっと理由は忘れましたが、私はその日、とても憂鬱な気分だった。何か心配事があったのだと思うけど。その気分を引きずったまま、映画を観てしまった。
だから、映画を観ていた時の気分は、その映画の内容にかかわらず「憂鬱」だったわけだ。そんでも、私の扁桃核は「憂鬱な原因」と「映画を観ているという状況」を分けて認識することはできなかった。
「いま映画を観ている」→「気分が憂鬱だ」→「憂鬱な映画だ」と脳が反応してしまった。まさにMisattributeだ。


脳にこういう性質があるからこそ、行動分析学が成り立つんだろうな。
行動に別の「快」を紐付けてあげることで、行動そのものに「快」が無くても、脳はその行動それ自体を好ましいものとして判断する。上手く利用できれば、色んなことができるようになりそうだ。
んが、まぁ、具体的にどうすればいいかってーと、なかなか難しいのだけど。


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