これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

ノウハウとは重要な2割の部分を再利用可能な形にしたもの

高校の頃の教師の話である。臨時の講師っぽい人で、当時受験勉強真っ盛りの我々に英語を教えていた。
ある日、その教師が言った。
「発音で点が取れるようになりたいの?これを覚えれば6〜8割はカバーできるというものがありますよ。やりましょうか?」
え、そんなんあるなら早く教えてくれよ、と思ったのを覚えている。実際に教えてもらったかどうかは覚えてないんだけどw
この教師は発音だけじゃなくて、その他諸々についても同じような調子。聞いている私としては、その説得力のある言葉に「是非教えてくれ」という気分になったものだ。


今、思い返してみて、これって凄いことだよなって思う。
多分、「6〜8割はカバーできる」というのがポイントなのだろう。20:80の法則である。この教師は、受験において、全体の80%をカバーできる20%の重要な箇所を見出せていたのだ。
覚えるべきことが20%にまで絞り込まれているから、教えるコストも教わるコストも下げることができる。誰かが持っている知識と経験が、比較的簡単に再利用可能な状態になったと言える。
ノウハウとは、こういうことなのだと思った。


LifeHacksなんかも、こういった性質があると思う。
「特定の問題」に対して、全てを解決するのではなく、「ある程度の解決」を比較的簡単な方法で実現することを目指す。
そう、「特定の問題」に絞り込まれており、かつ「ある程度の解決」を目指しているからこそ、それ自体を「軽く」することができるわけだ。だから、色んな人に伝えやすいし、伝えられた人も実践しやすい。
LifeHacksが流行っているのは、こういった所に原因があるのかな、と思った。


高校の時のあの英語の教師が教えてくれたことは、受験に対するLifeHacksのかたまりだったんだなぁ。