これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

読書履歴: 「残業ゼロ」の人生力

「残業ゼロ」の人生力
吉越 浩一郎
日本能率協会マネジメント 出版情報事業
売り上げランキング: 468
おすすめ度の平均: 3.5
3 前作「仕事力」のついでに
5 将来をイメージして
2 定年を夢見る、仕事と人生を分けた生き方って??
1 ワークとは何かへの深い懐疑がない
4 仕事を充実させて人生も充実させる。


人生トータルでの勝ち組を目指せ。
著者曰く、本当に充実した人生とは仕事期が終わった後に訪れる。仕事期はそのための準備の期間だ、と。そして、しっかりとした準備をするためにも、ワークライフバランスを重視しなくてはならない。


「ワーク」においては、残業ゼロを前提にする。時間を変えずに、一方で遠慮せずに仕事量も増やしていったとき、効率をあげるしか無くなる。そのように仕事をしていれば、定時が終わる頃には疲れ果てているはず。そうなっていないとしたら、本当に真剣に仕事をしているとは言えない、ということらしい。
また、秀逸なのがパフォーマンスの三角形。体力が小さくなれば、気力・能力も小さくなっていく。体力なくして、仕事上のパフォーマンスは上がらない。


体力・気力を維持して、仕事でパフォーマンスに発揮するためには、「ライフ」での過ごし方が大切だ。
ブルー・マンデー(本書の中ではサザエさん症候群と書かれている)とは、本来、週末の休みでやる気が充電させるはずのものが、そうなっていない状態である。前週の疲れやストレスが残っているから、そうなると主張。これにはちょっとギクッとせざるを得ない。
著者は1ヶ月以上の休暇(バカンス)を取ることを推奨しており、バカンスによって気力・体力が充実してくるのが分かるとのこと。そして、そういったバカンスを取れるように互いに協力できるのが、大人の組織というものである、と。


ワークライフバランスは、健康と富と幸福を満たすためにある。
健康は睡眠から、富は仕事から、幸福は私生活から得られる。ワークだけに偏重していては、健康も幸福も失ってしまう。それでは、仕事期が終わり人生の黄金期がやってきたとき、何の準備も出来ていないということになる。ただ漫然と余生を過ごすかのような生き方になってしまっては、人生をトータルで考えた時に幸福とは言い難いだろう。
ワークライフバランスとは、トータルで人生を考えるときに欠かすことのできないものなのである。