これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

読書履歴: 一分間勉強法

本当に頭がよくなる1分間勉強法
石井 貴士
中経出版
売り上げランキング: 1536
おすすめ度の平均: 3.0
2 買うほどではない
2 誰を対象にしている?
5 1分間有効活用術!
3 店頭で読み流すだけで十分
4 1冊1分・・・

これは面白いLifeHack
本を1冊1分で読むという何とも大胆かつ胡散臭いキャッチコピーだけど、ポイントはそこじゃない。
本書の基本的な考え方は、短い時間で繰り返しインプットすることで、長期記憶への定着を狙うというもので、それを突き詰めた感じではないだろうか。


著者いわく、速読ではないとのことだが、これはその通りだ。本書で提示されている読書術は

  1. 重要なところを見つける
  2. 重要なところを4色の紙に纏める

がワンセットである。1分で終わるのは前者であり、読書として完了するのは上記2つのステップが終わったところではないかと思う。なんで、若干誇大表現だなぁ、とは思うものの、手法自体は非常に面白いし役にも立ちそう。レバレッジ・リーディング以来、私の読書に影響を与えそうである。

重要なところを見つける

理想的には見開きページ(つまり2ページ分)を1〜0.5秒で見ていく。そう、読むのではなくて「見る」のである。そんなペースで次々とページをめくりながら、重要だと「感じた」ページの端を折っていく。この作業自体は、200ページくらいの本であれば1〜2分で終了する計算だ。
最も最初からそんなペースで見ていくのは難しいので、本書では

  1. 1冊10分のペース
  2. 1冊5分のペース
  3. 1冊1分のペース

をワンセットとして訓練していくことを推奨している。
私自身、実際に試してみたが、そんなに難しくはない。レバレッジ・リーディングのように、ある程度早く読む手段をかじったことがあれば、すぐにやれてしまうのではないだろうか。

重要なところを4色の紙に纏める

個人的にはこちらがメインだと思っている。
1冊1分で重要な箇所に端を折ったら、次はその折った箇所を4色の紙に纏めていくことになる。ここで初めて「読む」ことになる。
4色に纏めるとは、読んでいったことを

  1. 最重要かつやるべきこと(赤)
  2. 重要かつやるべきこと(緑)
  3. 重要かつ後回しでいいこと(黄)
  4. 重要でないこと(青)

に分類しながらメモにしていくことである。一旦、メモにしてしまえば、そこからは非常にレバレッジがかかるようになっている。メモを読み返すにしても、より重要な部分が一目瞭然なので、そこを集中的にインプットしていくことができる。
更に、本書では4色のクリアフォルダを使い、メモ自体も4つに分類していくことを薦めている。そうすれば、赤いクリアフォルダ(最も重要なもの)は常に持ち歩き、隙間時間を活用して何度も繰り返し読むことができる、と。人生で100冊だけ本を選ぶとしたらこれ、というもののメモを赤いクリアフォルダに入れておけ、と。


このレバレッジの効かせ方が何とも素晴らしい。シンプルな手法ではあるけども、非常に効果的なのではなかろうか。