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これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

人真似のフレームワーク

またしても

関連のネタ。まぁ、個人的に、それだけ学ぶことが多かったということで。

行動はその人専用にカスタマイズされているべき

あなたには、憧れたり尊敬したりする人はいるだろうか。それで、その人のようになりたくて、行動をそっくり真似てみようとしていないだろうか。
行動のコピーは、もしかしたら上手くいくかもしれない。でも、行動って、

  • その人の根本的な考え方や動機
  • その人が置かれた状況
  • その人自身の能力

などがあった上で、その人専用にカスタマイズされたものだ。だから、基本的にそのまま真似ても上手くいかないのではなかろうか。行動はあくまで参考にしつつ、自分専用にカスタマイズしなおして適用した方がいいと思う。

行動の原因を探り出す

では、行動を自分専用にカスタマイズするとして、何を元にしてカスタマイズすればいいのだろうか。それにはコピー対象の行動が最終的に選択された背景を探る必要がある。イメージとしては、下図のような感じ。


それでは、行動の原因を探り出すには、どうすればいいのだろうか?そのポイントは、以下の2つではないかと、今は考えている。

  • その人の確信していること(信念)は何か
  • その人が普段、問いかけていることは何か


例えば、昨年に流行ったダイエット本の

だけど、著者の岡田さんには次のような確信があったのではないだろうか。

  • 適切にカロリーコントロールすることが、唯一私が痩せられる方法だ

この確信をもとに、

  • 適切なカロリーとは?
  • なぜ私はカロリーコントロールできないのか?
  • 過剰に摂取している食べ物は、本当に必要なのか?
  • 適切なカロリーに押さえるために、私に必要なものは?
  • そしてそれを継続するには?

といった質問を、意識的にせよ、無意識的にせよ、していたのではないだろうか。結果、レコーディングダイエットという行動が生まれた。
まぁ、この解釈があっているかは分からない。だけど、自分なりの解釈であっても、これらが見えたなら、質問に対する答えを自分で見つけることができるし、結果として自分専用の行動を導き出すことができる。


ちなみに同書を元に、私は

私自身、一年ほど前にダイエットすることを決意し、以下のようなことをやった。
* 1回の食事を腹八分目に抑えることが出来たら1ポイント
* 10ポイント貯まったら、ビールを飲んでもいい
あとはレコーディングダイエットの本を読んだ影響もあって、1日1500Kcalを目安にした。

という行動を設定し、

これだけのシンプルなことしかしてないが、半年で7?8kgほど体重を減らすことができた。

という結果を得ることができた。まぁ、油断して行動しなくなった結果、今では緩やかに戻っていってるわけですが orz

継続の原因を探り出す

でも、そこでまた重要な学びがある。なぜ、一旦は成功したダイエットが続かないのか。その答えは、

に書いてあった。体重が減少したことによって、「痛み」が無くなったのだ。人は痛みを避け、快楽を得ようするので、痩せるための最大の動機だった「太っている自分という痛み」が無くなってきたために、継続することができなかったのだ。


では、目標を達成し、その後も継続して成功し続けている人は、どうしているのだろうか。上であげた岡田さんの近況は知らないが、もしダイエット後の状態を維持し続けているなら、それはなぜだろうか。これへの答えを探すことが、継続のためのヒントになるのではないだろうか。これは想像になるが、

  • 痩せた後に、それまで似合わなかったようなスタイリッシュな格好ができる自分
  • 書籍やブログ、講演等で露出することによって、現状を維持することへのプレッシャーを作る

といったあたりが「快楽と痛み」になっているように思う。


継続のために、あの人が作り出している「痛みと快楽」は何か。その答えを探り、それを自分用にカスタマイズすることも、人真似を完遂するためには必要だろう。

人真似のフレームワーク

周りに結果を出している人がいて、その人のように結果を出したいとしたら、その人がやっていることを単純に真似るのではなく、背後にある確信と質問を見つけだしてみよう。そうすれば、その人の行動そのものへの理解も深まる。深まるから、自分が単純に真似るべきものか、別の行動を導き出すべきかの判断もつく。
この枠組みは、人を真似る際に、その人が結果を出した仕組みを探るための思考フレームワークになるのではなかろうか。