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これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

リーダーが自ら手を動かすべきか

チームのリーダーや、会社組織において管理職にある人が、実際に手を動かす業務にのめり込んでしまうことがある。
これはリーダーや管理職になりたての人が良く犯す間違い。リーダーが果たすべき職責は、チームメンバーのそれとは違う。違うのだが、それまでの作業を同じようにやってしまうのだ。
比較的真面目な人ほど、この罠に嵌りやすいように思う。リーダーとしての業務に専念すると、それまでの作業をしないので、何となくさぼっているように感じるのかもしれない。
また、業務は高度なものになるほど、目に見え辛くなるという性質を持つので、そもそもリーダーの業務が何なのか分かっていないケースもあるだろう。
いずれにせよ、リーダーがリーダーとしての職責を果たさなければ、当然ながらチームや組織は上手くまわらないのである。故に、手作業に没頭してしまうリーダーは、失格といえる。


さて。
一方で、そんなことは分かっている、というリーダーが犯してしまう間違いもある。大きなチームや組織を率いてきた人にありがちかもしれない。それは、リーダーの職責はリーダーとしての業務を果たすことであって、一作業員として手を動かす業務に携わったりはしない、というものだ。
恐らく、これは一定規模のチームのリーダーであれば、正しい。しかし、例えば3〜4人からなるチームで、この態度を貫き通したらどうなるだろうか。
小規模なチームや組織では、人員の配置や組み合わせを工夫することで生産性を上げるといっても、たかがしれている。であるにも関わらず、リーダーが手を動かさないことで、4人のうち1人が一切作業をしないわけである。単純に考えて、25%の戦力ダウンである。
よほど余裕のある状況で無い限り、これは上手く回らないであろうことが想像できる。
小規模チームのリーダーは、リーダーではあるけども、同時にチームの優秀な作業員でもあるのだ。両方の役割をこなさなくてはならない。


ある本の文を引用しておこう。

部下の人数がさらに多くなると、仕事の打ち合わせや仕事のチェック、部下の教育などで時間的に余裕がなくなるため、自らは戦術をしない「専任リーダー」が置かれ、一般的には課長と呼ばれています。
しかし、自分の人件費やそのほかの経費はすべて部下の働きに依存することになるので、一定人数の部下を持たないと自分がいること自体が赤字の原因になります。

リーダーが、リーダーの専門職であるためには、ある一定規模のチームが必要である。というか、ある一定規模のチームを持った瞬間に、リーダーの職責を果たしていれば、手作業をするような余裕はなくなるのである。


#引用元の本 ↓

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