休日の昼間、どうしても眠くなって昼寝をしてて夢を見たんだけど、何故か耳が聞こえなくなる夢だった。
で、ハッとなって起きたら何のことはない。腕を顔にかけて寝ていて、ちょうど肩から二の腕の部分で耳を塞いでいた。そりゃ、こんな夢もみる。
夢だったので実際は違うのかもしれないけど、耳が聞こえないって大変だった。
普通に声は出るはずなので、何とか喋ろうとしていたのだけど、自分の声も聞こえないので、どのくらいの音量で、かつ正しく発音できているのか分からなかった。
そのうちに、どうすれば喋ることができるのかも分からなくなった。
フィードバックがない、というのはこういうことなんだな、と目覚めて思った。
似たような体験だと、足が痺れて感覚が無くなった時かな。歩いているはずなんだけど、ちゃんといつもどおり足を動かせているのか分からない。
日常的に無意識のうちに実行できていることでさえ、フィードバックがなくなると途端に困難になる。
しかし、私たちは普段、仕事や人間関係において、より複雑な行動をとっている。にもかかわらず、フィードバックを得ようとしないことが多い。
フィードバックが無ければ、喋ることもままならないのに。
例え一部からの偏ったフィードバックであっても、無いよりは遥かに良い。フィードバックがないのでは、暗闇の中を右も左も分からず歩き続けるのと同じだ。
得られたフィードバックを頼りに、適切な方向へ軌道修正しなければ、望んだところへは辿りつけないのだね。