先日、無料の体験コーチングを受けました。
目標設定に関するコーチングだったんですが、そこでコーチの方から
- 矢野さんが嫉妬している人はいますか?
という質問をされました。
何でこんな質問するのかな、と疑問に思っていたら、次のような回答がもらえました。
- その人に嫉妬してしまうのは、矢野さんがそうなりたいと思っているからです。既に矢野さんが欲しいものを、その人が持っているからです。
なるほど、と。
大なり小なり、色々な人に嫉妬心を抱いてしまうことはありますが、確かに言われてみると、それは私が欲しいものを彼/彼女が持っているからでした。
しかし、負の感情というのは、願望の裏返しであることが多そうですね。
- 嫉妬 ⇒ 欲しい物をその人が持っている(でも自分は持っていない)
- 恐怖 ⇒ 無くしたくない何かがある(でも無くなってしまうかもしれない)
- 不安 ⇒ どうしても欲しい何かがある(でも手に入らないかもしれない)
- イライラ ⇒ 自分にとって望ましい状態がある(でもそれを邪魔しているものがある)
- 悲しみ ⇒ 大切なものを失ってしまった(と思っている)
自分の本当に欲しい物を、頭で考えてもあっているのかどうか、良く分かりません。
多分、それは頭で考えるのではなくて、感情に問いかけて見つけるようなものなのでしょう。
人間には色んな感情がありますが、それぞれの感情には理由があるように思います。
良く「自分探しの旅」などと言いますが、旅をしたところで「自分」なんか見えてこないのかもしれません。
なぜなら、自分とは日常の中で感じる感情の理由を、1つ1つ解きほぐしていった先にあると思ったからです。
- 何故、こう感じてしまうのだろうか?
その問いかけの繰り返しで、自分という人間が見えてくるのではないでしょうか。