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これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

ユーザーは忙しい!

ここ2年ほど、私は開発部門から社内のシステム管理部門に異動して働いていました。
そこで実感として感じたことが、1つあります。
それは、「ユーザーは忙しい!」ということです。
受託開発に携わる人に、少しでも役に立てばいいのですが。


システム管理部門に異動すると、社内システムのあれやこれやの面倒をみなければなりません。
業務システムだったり、グループウェアだったり、Webサーバーやメールサーバー、ファイルサーバー、etc。
私がいた会社は、200名に満たない中小規模のシステム会社ですので、社内のシステム管理に潤沢な人的資源を割り当てるということなど、アリエナイ話です。*1
ですので、実質、私一人で面倒をみることになるわけです。


そのような状況ですので、業務周りの何かをシステム的に改善したいと思ったとき、内製という選択をとることが非常に困難です。
スーパーな人ならできるのかもしれませんが、少なくとも私には厳しかったです。
自然、いろいろな業者からパッケージを購入する、ASPサービスを利用する・・・という選択肢を検討することになります。


それである時、業務効率を改善するために、あるパッケージの導入を本格的に検討することになりました。
業者と何回もやりとりをします。
そのパッケージで何ができるのか、どんな問題を解決できるのか、幾らかかるのか、投資対効果は?、業務フローのAsIs・ToBe・・・などなど。
その中で業者から「**のために、来週までに、この資料に記入をいただけますか?」といった話が何回かでます。
業者側の立場からすると、適切に導入を実現するには様々な情報が必要ですので、それを私から引き出そうするのは、当たり前のことです。
が、受けた私の立場からすると、これがすごく辛い。


もちろん、やらなければ話が進みません。
私も開発に携わっていた人間ですので、それは分かっています。
しかし、辛い。


何が辛いのかというと、通常業務だけで十分忙しい中で、それを追加でねじ込むが辛いのです。
締め切りの近づいているタスクが幾つかあるなかで、来週までにそれを?
いやぁ、、、、厳しいなぁ、、、、
とまぁ、そんな感じです。


システム開発に携わっているエンジニアの皆さんは、とても忙しいと思います。
毎日残業して、下手したら休日も潰して作業をしているかもしれません。
でも、もしかしたらユーザーさんも、通常業務だけでそれと同じくらい忙しいかもしれません。
そんなユーザーさんに、開発側から色々と要求するのは、開発作業をしながら、別のところで今度はユーザーの立場として色んな作業や資料を要求されているようなものなんです。


開発部門で最後に担当したユーザーは、私たちが要求したことを、ほぼ期限までにやってくれていました。
その時、私が思ったことは「なんてまともなユーザーなんだろう。素晴らしい。」でした。
この認識は誤りでした。


まともどころじゃない。
とんでもなく素晴らしいユーザーでした。
もう、神ですよ、神。
どれだけ有り難いことをしてくれていたのか、今なら分かります。
あのプロジェクトは、うまくいったプロジェクトだという評価を頂いているようです。
それは、開発側のエンジニア達が頑張ってくれたことはもちろんですが、それと同じかそれ以上に、ユーザーさんの努力があてこその結果だったのだなぁ、と振り返る次第です。
本当に、頭の下がる思いです。

*1:いや、あり得るのかもしれませんが、この会社ではアリエナイ話だったんです!