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これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

ネガティブを質の高いポジティブに変える

私たちは様々な出来事によってネガティブになります。
あまり詳しく書くと、とっても長くなってしまいますが、ネガティブな感情とは

  • あなたを危機から回避させる動機そのもの

だと言えます。
目の前に熊やライオンなどの猛獣がいることを想像してください。
多くの人は恐怖を覚えるはずです。
その恐怖は、弁別刺激という行動のきっかけとなります。
恐怖を感じるから、恐怖がなくなるように行動を促すのです。
ネガティブな感情は嫌なものだと思いがちですが、実はとってもありがたい機能を持っているんです。
私たちを守ってくれている、と考えることもできますね。


生命の安全がある程度保障された先進国では、ネガティブな感情の源の多くは、過去の体験に基づくものです。
過去こういう嫌なことがあったから、それを避けようとして、ネガティブな感情を感じます。
これからこうなるんじゃないか…、あの時こうすれば…
そんな思考と共にネガティブになることがあると思います。
しかし、ここが大切なところなのですが、それらは思考によって作り出した仮想現実でしかありません。
仮想現実ではあるのですが、感情の引き金としては十分に機能します。
あなたにも何かを思い出して愉快な気分になったり、反対に憂鬱な気分になったりしたことがあると思います。


私たちの感情は、仮想現実と現実の区別があまりつかないんですね。
だから、思考で生み出した現実であっても、それが危機的なものであれば、回避すべくネガティブな感情が出てきます。
しかし、思考によって作り出せるため、何度でも再生するんですね。
これが苦悩と呼ばれるものの正体です。
この辺りを詳しく知りたければ、

  • 『ACT(Acceptance and Commitment Therapy)』

という第3世代認知行動療法について調べてみてください。


ネガティブな感情は、あなたが危機から回避できるまで繰り返し出てきます。
思考によって生み出された仮想現実を回避するまで、です。
だから、仮想現実による危機を回避するためには、実は『思考の傾向』を変えなければならないのです。
思考も行動の一つです。
思考という行動を生み出している原因は、ざっくり言うと過去の体験です。
ですから、過去の体験に対してアプローチすることで、思考の傾向は変えることができるのです。
思考の傾向を変えることができれば、それに伴う仮想現実が変わり、そして、得られる感情も変わってきます。


ネガティブな感情は、あなたを苦悩の原因である「思考」が存在している証拠であり、また、それを発見し変えることができれば、行動と日常の質の向上が見込めるのです。
実際、変化に伴って得られる感情はポジティブなものです。

  • 愛情
  • ワクワク感
  • 安心感や自信
  • 人とのつながり
  • 自分への重要感

不思議なことですが、ネガティブな感情を感じた時は、より高い質のポジティブな感情を感じるチャンスでもあります。
だとすれば、ネガティブな感情を引き起こす出来事は、あなたに変化と成長をもたらしくれるでしょう。
(※注意※生命の危機を感じさせる目の前で起きている出来事は別です。これは仮想現実ではありません。)


私はネガティブな感情を感じた時、自分に次のように問いかけます。

  • 『この感情は、どのように私を守ろうとしてくれているんだろうか?』
  • 『この感情に感謝できるとすれば、それはどんなところだろうか?』
  • 『これは自分の何かを変えるきっかけとなるだろうか?』

質問はそれに沿った思考を促します。
コーチングに効果がある理由の1つです。
新たな視点を与える質問は、新たな思考を生み出します。
そこで得られた気づきは、私たちに変化と成長をもたらします。


だから、私は確信を持ってお伝えします。

  • 『どんな出来事からも感情と質問を得ることができる。故に、どんな出来事でも私の変化と成長の機会となる。』

これを受け入れやすい方、受け入れ難い方の両方がいらっしゃるかと思います。
ただ、少しでもあなたに何かの気づきと学びをもたらし、それがあなたにとってプラスになるものであれば、とっても嬉しいな〜と思います(^^)