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これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

行動分析学すげーってなった人が陥りがちなパターンだと思うんです(ABA-LABO読書会より)

ABA-LABO読書会から、面白い部分をテキストでピックアップ!第1回目『メリットの法則』読書会の34分25秒辺りからです。

http://www.youtube.com/watch?v=5SQoT2UGS-k#t=34m25

登場人物:榎本、齊藤、塚本、矢野(五十音順、敬称略)

 

矢野(以下、矢)「この話を読んでいて、気になったことがあります。」

榎本(以下、榎)「はい」

矢「こういう話を聞いて、行動分析学すげーってなった人が陥りがちなパターンだと思うんですが、例えば、とにかく「奇声を上げる」って行動が良くない、と。」

矢「で、奇声を上げるという行動を止めさせるには、構わなければいいという結論になりやすいじゃないですか。」

榎「うん」

矢「多分、それで徐々に奇声を上げるって行動は減ってくんだと思うんです。」

榎「はい」

矢「ただ、結果として、このケースの場合はアキラくんですけど、そのアキラくんがその後どんな体験をするのかといったところまで視野に入れないと、すごく危険だと思うんです。」

矢「別の例で説明すると、お腹が空いている犬とか猫がいるとします。」

矢「お腹が空いているので、鳴くじゃないですか。で、うるさいとか思ったりするわけですよ。」

榎「あ、その鳴くというのが消したい行動?」

矢「はい。で、その鳴くって行動を消そうとした時に、じゃ、餌を与えないってことをしていけば、そのうちに鳴かなくなると思うんです。」

榎「消去ですね。」

矢「はい、(鳴くという行動が)消去されて。」

矢「それで鳴くって行動は確かになくなった。でも、もしかすると犬や猫が飢えて死んでしまうかもしれない。栄養失調になってしまうかもしれない。」

矢「そうするとそれって、結果として、その犬や猫がする体験というのが、すごく悪いものになっちゃう。結果として。」

榎「そうですね。」

矢「だから、そういう視野を持ってアプローチしていかないと、単にこの行動を消去すればいいのか?ってとこに、すごく、視野を持ってかないと、危ないんだろうなぁって思うんです。」

榎「確かに。それはありますね。」

矢「そういう意味でも、第1章に出てくる例の、一人で静かに遊んでいる時に抱きしめてくださいってのは、すごく重要なポイントなんじゃないのかって思うんです。」

矢「それによって、アキラくんはお母さんから注目を得ている、と。循環論的な表現をすれば、お母さんから愛情を得ているのではないかと。」

矢「だから、行動分析学でも、どんなアプローチでも一緒だと思うんですが、その人とかそれに関わる人の体験がどうなっているのか、というのを考えるのが大切なんだと思うんです。」

 

続きは動画でどうぞ♪

 

 

 

読書会に使っている本はこちら。

 

メリットの法則――行動分析学・実践編 (集英社新書)
奥田 健次
集英社 (2012-11-16)
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