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これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

潜在意識って何?凄そうだけど、何だか怪しい感じもしてしまう…。

Q. 潜在意識って本当にあるんでしょうか。実はちょっと胡散臭いと思ってしまいます。

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photo credit: giulia.forsythe via photopin cc

潜在意識というと、自己啓発等のジャンルで良く使われる概念です。Wikipediaによると、心理学的には精神分析学辺りで扱われている概念のようです。

僕も何度も潜在意識を使った説明を聞いてきましたが、「潜在意識を上手く使いこなすことができると目標を達成しやすくなりますよ」といった感じで説明されることが多いようです。または、潜在意識の力は顕在意識を貼る方に強い、といった説明も良く聞きます。

でも、この潜在意識という概念、よく分からないですよね。そうなってるんだと説明されれば、そうなのかもなぁ〜と思ってしまいますが、心のどこかで納得しきれないものがあったりする僕です。だから、潜在意識って本当にあるの?という疑問を持つ気持ち、よく分かります。

 

潜在意識はツールとして捉えればいい

潜在意識っていうのは仮説です。仮説というのは、ある事象を観測した時に、それを合理的に説明するために立てたものです。科学という分野でも仮説が立てられますが、その後、実験・観察等を通して検証され、少しずつ真理へと近づいていくものらしいです。

潜在意識が仮説であり、しかもそれがある領域では多数の人に支持されているということは、この仮説を使うことで何かのメリットがあるということだと思います。潜在意識があると仮定した方が説明しやすいし、改善もしやすくなる、等。

要はツールなんです。本当にあるかどうかはどうでも良くて、潜在意識という概念を使うことに実用上のメリットがある、と。よって、潜在意識があなたにとって有効なものであるなら、便利なツールとして使えばいいです。

 

一方で、仮説でしかないという認識も持っておいた方がいいです。仮説ということは、真理ではありません。だから、もしかすると違っているかもしれないという視点や、特定の条件下においてしか機能しないといった視点を持っておくことは、とても大切です。

潜在意識という概念を絶対視してしまうと、全ての原因を潜在意識で説明することになってしまいます。それが有用であるならいいのですが、かえって本来の原因を見えなくしてしまって、対処を誤ってしまうこともあります。

ツールはそのツールが有用性を発揮できる用途で使うといいでしょう。ハサミは何かを切るツールであり、絵を描くツールではありません。潜在意識というツールも、それと同じだと思います。